いつから塾に行くか?

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中学受験は、いつから準備を始めたらいいでしょうか?

大手塾は3年生の2月から新4年生がスタートします。4年と5年の2年間で4、5、6年の3年分の内容を学習し、6年生は今までの復習と模試を繰り返します。そして、本番に臨むことになります。

4年生から始めると負担が少ない

3年間も塾に通うのか…と思った記憶があります。

でも、結果的に、4年生から始めてよかったと思っていますし、子供自身も4年生から始めてよかったと言っています。

塾は学校と違い、授業の進行が恐ろしく速いです。毎週違う単元に移っていきます。そして、スパイラル学習になっています。

算数でいうと、4年で単体で出てきた単元が、5年になって掘り下げた形で出てきて、さらに融合問題になったりします。

理科に関しても同じです。全てではありませんが、4年で習ったことをさらに5年で深く学ぶのです。

社会は、地理、歴史、公民が4、5、6年の最初にギュギュッと詰め込まれていて、歴史に関しては、たった半年で現代まで駆け足で通り過ぎてきます。

5年生から始めると、いきなり難しい問題からスタートすることになります。できないことはないですが、5年生から始めると学校の勉強と塾の勉強のギャップが激しい為、負担はとても大きくなるのです。

新5年生になる時に脱落する子がいる

5年生になると勉強が一気に深くなります。かなり掘り下げて学習するので、4年生では問題がなかったのに、ついていけなくなるお子さんが出てきます。

それが、落ちこぼれてというのではなく、成績も悪くなく、それなりについてきてたお子さんが脱落する、というのです。ここでの脱落とは、塾をやめてしまうという意味です。

頑張っていたからこそなのかもしれません。まだこんなにやらなきゃいけないの?と子供が感じてしまって、張りつめていた糸が切れてしまうのでしょう。

残念ですが、中学受験がゴールではありません。そこから先も勉強は続くのです。まだまだ遊びたい時期。習い事が楽しかったり、他の事に目が向いているうちは、難しいかもしれません。本人がやる気になった時。高校受験でもいいと思います。

ですから、中学受験は、ただ勉強ができればいいというものでもないんですね。本人の意志があるのは大前提として、精神的にもタフでないと、中学受験を戦い抜くことはできません。

5年生の勉強が要

4年生の勉強は導入という感じです。5年生の勉強はのちに入試に直結してくるところで、非常に重要になってきます。

逆に言えば、5年生をそれなりの成績で乗り切ることができたなら、6年生は維持に努めるだけなので、かなり先が明るいものになります。

6年生では、自分の苦手単元を洗い出して潰し、繰り返し広い範囲の復習をすること。テストでできなかったところを確認していく作業をコツコツやっていけば、自ずといい結果が得られると思います。

入塾は、できれば無理のない4年生がおすすめです。遅くとも5年生からは始めたいところです。6年生での入塾は、どうでしょうか…。6年生は確認テストと模試の1年間です。力試しをしながら自分の弱点を探し出し、苦手分野を克服して、得点に繋げていく1年なので、勉強はそれまでに一通りやっておきたいところです。あまり背伸びをせずに、行けるところでといいというのであれば、6年生での入塾もありかなと思います。 

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