子供を子供扱いしない効果

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我が家の子供は、小さい頃からとても知りたがりでした。

ちょっと難しいから、とか、これは大人の話!というと、キーッとなって、「教えてー!教えてー!」と大騒ぎしました。教えてもらえないと、泣きながら家の中を走り回り、本当に面倒くさかったです。

些細なことでも大騒ぎするので、毎日が本当に大変で、私はかなりうんざりしていました。(^^;;

適当に説明して誤魔化すと、納得せず、泣きながらいつまでもしつこく聞いてきて、あきらめません。

その時から、難しいと思われることでも、丁寧に何でも説明するようになりました。

最初の頃は大変でしたが、子供扱いせず、何でも教えることによって、次第にあらゆることに興味を持つようになりますし、理解力も追いついてきます。

韓流ブームでドラマが流行っていた時も、私の隣にちょこんと座り、食い入るようにテレビを見ていました。音声は韓国語、字幕は日本語です。その中で聞き取った言葉を覚え、使い、ドロドロした韓流ドラマを、「次はどうなるの〜?」とワクワクしながら、私と一緒に見ていた時期もあります。懐かしい!幼稚園前のことです。

今では、同じ年代のお子さんに比べて、かなり幅広い知識があり、普通の大人より超えている部分もあると思います。

これはちょっと難しいなーと最初は思ったことでも、子供なりに理解し、そして、そのうちにわかるようになるんですね。

そして、大人の会話に混じることで、大人の思考が身につきます。これは、中学受験の国語に大いに活かされることになるのです。中学受験の国語は、非常に難解な文章が出題されます。そして、普通に小学生が暮らしていては理解できないような物語設定だったり、主人公の境遇があまりにも現実とかけ離れたものだったり。そういうお話もよく出題されるのです。精神的に幼いと、トンチンカンな解答になってしまうんですね。

国語の成績は、普段から沢山本を読み、アンテナを高くして大人の思考を身につけること。御三家レベルの問題は、国語のワークだけをやっていてもダメです。

いつだったか、塾で先生が説明してくれたことが、自分の持っていた知識と重なって、すごく授業が楽しいと言っていました。今日はこんなこと言ってた、あんなこと言ってた!と塾から帰ってきてから話してくれました。でも、(社会の授業で)予備知識がないと先生の言ってる本当の意味がわからないよね、とも子供は言っていました。

子供は本来、好奇心に満ちています。

そして、知るということは、世界が広がり楽しいことです。

ネットでなんでも調べることができる時代。自分が知らなくても教えられる時代です。そして、何でも聞いてきて面倒くさいのも最初だけ。

後回しにせずに、知らないことはその場で検索し、噛み砕いて教えてあげることで子供が伸びるなら、安いと思いませんか? 

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