学校は何校受験する?
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平均して1人何校受けるの?
受験する学校は、1人5〜6校と言われています。
しかし、実際には、もっと受験するお子さんもいます。受かると思っていた学校に、次々雪崩のように落ちてしまい、二次、三次と受けると、結局8校、9校受けることになってしまうというから驚きです!
実際に友人がそうでした。都内なので、午後入試も組み込んでいました。2/1、2、3に午前午後と組めば、6校です。それにお試し受験、都内が不合格で、二次、三次となれば、そのくらいいってしまいます。そうなると、受験料だけで20〜30万は用意しておかなければ安心できません。
受かるはずの子が落ちて 受からないはずの子が受かる
小学生の受験は、絶対に受かる!と思われていた子が落ちてしまったり、逆に偏差値が全く届いておらず、チャレンジで受けた子が受かったりと、精神的にまだ幼い為に、本番で何が起こるかわかりません。塾の講師が何度も言うのだから、本当なんでしょうね。
私も面談の度に言われているのです。
「偏差値通りではありません」と言われる学校もあります。
「偏差値は十分足りていても、本番でどうなるかわかりませんよ」とも言われます。
ある程度の予想はできるようですが、本番の番狂わせは毎年のことのようで、絶対に確実!なんて言葉は言ってくれません。それくらいわからないのでしょうね。
運悪くインフルエンザにかかってしまうこともありますし、別室で試験を受けるお子さんも結構いるみたいです。
受験料はいくら用意する?
5〜6校受験しようと思えば、一校につき大体2〜3万かかりますので、願書を出すだけで15万くらい必要になってくるんです。結構かかりますよね…。これがリアルな数字です。
それに加えて、合格したら第1志望校の結果が出るまで入学手続きを延長してもらうことになる為、そのお金も入れるとすれば、かなり高額です…。
一体いくら用意すればいいのか…。直前になって増えることはあっても、減ることはないと思います。多目の準備が必要ですね。
合格発表の日程もよく考えながら、出来るだけ無駄なお金を使うことのないように、受験校を選んでいくことになります。
お試し受験はするべき?
東京、神奈川は2/1〜 試験が始まります。埼玉は1/10〜、千葉は1/20〜 スタートします。
東京、神奈川が第一志望でも、埼玉と千葉の学校をお試し受験する子供は、思っている以上に多いです。ものすごい倍率になりますが、ものすごい沢山の合格者が出るという、不思議な世界です。
しかし、家から遠いため、合格しても実際に通うわけにはいきません。お試し受験はあくまでも、度胸づけの受験と捉えるべきです。実際に通わなくて済むように、本番の日程を組みましょう!
我が家は、実際に通うことのない学校のお試し受験はしないことに決めました。本人が必要ない!と言ったからです。埼玉まで受けに行くくらいなら、その時間勉強したいそうです。そういう子もいます。全員受けるかどうかは、子供と相談になります。
お試し校 〜 倍率から読み解く実態
みんながお試し受験するとどうなるか?
ものすごい倍率になります!!ある学校を例にみてみましょう。
140名の募集に対して、応募者数は4096名 (男) 2350名(女) 合計6446名となっています。応募倍率46です。
これはどういうことかといいますと、1つの椅子を46人が競うことを意味します。
そして、実際の受験者数は、4026名(男 ) 2325名 (女) 合計 6351名 と願書を出しても、95名の方が受験しなかったということになります。体調不良でしょうか?子供の成績のアップダウンで急遽、学校を変更したのでしょうか?理由はわかりませんが、親は我が子の為に、頑張ってあちこちに願書を出すんですね〜。
合格者数は、2568名(男) 1422名(女) 合計 3990名が合格しています。実質倍率1.6 です。1つの椅子を1.6人が競うことになります。
140名の生徒を確保する為に4000人近い合格者を出すんですね!そして、この学校は、4回募集しています。これだけとっても集まらないのでしょうか?
この学校の偏差値は正しく出るのでしょうか?生徒のレベルのばらつきが大きくなりそう…と思うのは、私だけでしょうか?
思わず掛け算してしまいました。受験料2万円 × 6446名 = 128920000円これって本当ですか?受験するだけで、これだけのお金が入ってくる???これはすごいビジネスですね!(゚o゚;;
ネットで検索すると、結構人気の学校みたいです。進学校として上がってきている勢いのある学校でイメージもよさそうです。進学実績もそれなりにいいようなんですね。
しかし、資料は冷静に読み取った方が良さそうです。進学実績は延べ人数で書かれています。1人の優秀な生徒が何校も受験し…。
あり得ます。
そういったことも含めて、学校説明会に行き、納得した上で受験する。結局、それしか我々親にできることはなさそうです。