料理を美味しく作るコツとは?
娘と料理
この春から中学受験が終わった娘の希望で、料理を教えることになりました。
まずは、お菓子作りから!
そして少しずつ簡単な料理も教え始めました。
ただ焼くだけ、炒めるだけだったら、すぐにでもできるでしょう!ということで、お昼の焼きそばを作ってもらうことに。
野菜を切ることから任せると時間がかかるので、私が切り、娘が順番に炒めていく。ただ、炒めるだけだから失敗するわけがない!
ところが…。
焼きそばが、なぜか水っぽい!!
洗濯機が切れたので、お風呂場へ行って濡れた服を持ってくる、たった少しの間に様子が変わってしまった。
ザルで、洗ったもやしの水気を切っていたのだが、どうやら重なっていた下のボウル毎、フライパンへザザザーっと入れてしまったらしい…。
これでは、もやしをザルにあげていた意味がないではないか!!!
やっぱり、目を離してはいけなかった…。
そして、できたのは、新感覚!麺が伸びたスープのないラーメン風焼きそば。麺は、歯茎で噛める柔らかさ。
パパが仕事でいなくて本当に良かった…。(*´Д`*)
ホットケーキミックスを使って、パンケーキを焼かせたりもしましたが、表面がポツポツなるまで待てなくて、「大丈夫かな〜?」と言いながらフライ返しで端を何度もめくる。
やらなくていいところで、やってしまう。またその逆もあり。
経験値とは、美味しい料理には必要不可欠である。
そして、美味しい料理を作るためのセンスや勘というものは、どんな人でも経験によって、ある程度までは磨かれるものだと私は思っている。
野菜を茹でる時に引き上げるタイミング、ステーキをひっくり返すタイミング、食材に火を通す絶妙なタイミングこそ、料理を美味しく仕上げるコツなのだ。
そして、そのタイミングは、経験によってしか得ることはできない。
油通しや下処理など、何かしら一手間かけることで美味しくする場合は、経験というよりも向上心によるものが大きいだろう。
煮崩れしないようにする為にはどうすべきか、
どう切ったら綺麗な形に仕上がるのか、など。
お店やさんのような料理を家庭でも作りたい!
味も見栄えも追求するには、そこに向上心や探求心がなければ辿り着くことはできないのです。
料理を美味しく作るために最も重要なことは?
でも、私は、美味しい料理を作るために最も重要なことは、上述したそれらではないと思っている。(一般的なセンスと最低限の料理の知識は持っていることとします)
料理を美味しく作るコツ。
それは、レシピだ!
(それコツじゃないでしょ?って言われそうだけど…)
全ての鍵はレシピが握っているのである!!
食材の火の通し方なんか、よっぽどでない限り大した問題ではない。お店を開く訳ではないのだから、普通の主婦ができる程度で十分で、タレや味付けが黄金比であるかどうかの方が、比べ物にならないほど大事なのです。
*
親子で仲良くしているママのお宅は、ご主人が休日だけでなく、普段から夕飯を準備してくれている。「今日は、パパがご飯を作ってくれるんだー」と本当によく言っていて、いつも感心している。
でもその後、
ママ「でもさー、あんまり美味しくないんだよねー」と続くのである…。
子供も不安げな様子で「あ〜、今日はパパか〜」と内心ママの方が良かった…というような顔をする。
そしてママ。
「あんまり美味しくないというと、ヘソを曲げて作ってくれなくなっちゃうから、言えないわ〜!」とさらに続くのである。。。。
旦那さんが作ってくれて、尚且つ美味しいなら、そりゃーもう大歓迎だが、美味しくないなら正直微妙だなぁ…と思いながら、いつも私は苦笑いしながら聞いている。
そこでこの間は、レシピは何を見て作っているの?と聞いてみた。
そしたら、ネットで探して、美味しそうに見えるやつを作っているという。これは、料理初心者にありがちなことだが、私に言わせれば、初心者ならやってはいけないことだ!
巷にはレストランが溢れているが、闇雲に片っ端から飛び込んで、もう一度是非食べたい!と思わせる、舌の唸るような料理にありつけるだろうか?ネットで検索したレシピは、それと似ていると思う。
勿論、美味しいものもあるだろうが、好みでないものも沢山ある。山ほどある情報から自分の欲しい情報を得るには、どうにも料理の勘というものが必要不可欠になってくる。
オリジナルレシピがわんさか出てきた後、その材料と味付けの分量を見てどんな味になるのか想像できなければ、それが美味しいレシピかどうか判断ができない。
取り敢えずその通りに作ってみるしかないのである…。
色々な料理を普段から作っている人と作っていない人の差は、そこにあると思う。
レシピを見ただけで
「これ醤油が多いな…」
「これ最初に下味つけておいた方がいいんじゃない?」
その作らずとも見ただけでわかる感覚というものは、経験値からしか養われることはないのです。。。
そこ(レシピ)から何も感じることができなければ、美味しいレシピに辿り着くことは出来ないわけです…。
せっかく時間も労力も使って作っているのだから、家族に喜んでもらいたいですよね。
だったら
最初から間違いない、有名シェフの美味しいレシピで作ればいじゃないか!
ということで、まずレシピ!
例え料理初心者であっても、有名シェフのレシピで作ってみましょう。
⚫︎日々マンネリ化したレパートリーから脱したい。
⚫︎家族にママの料理は美味しい!って言わせたい。
⚫︎おもてなし料理が作れるようになりたい!
そんな方にも有名シェフのレシピはおススメです。
家庭でも作れるように書いてあるので、別に難しくはありませんよ。
料理の勘は、何度も作って小さな失敗を繰り返しながら、養うしかありません。
おススメの料理本 (有名シェフのレシピ)
万人にとって丁度いいレベルの本を紹介することはできませんが、基礎基本はできているという前提の元、いくつか私のおススメを紹介したいと思います。
自分が実際に使って、本当にいいと思ったものしか紹介したくありませんので、中古本も多く紹介することになってしまいますが、そこのところはご了承下さい。
↓こちらは中古ですが、新版も出ています。新版は表紙が少し変わっていますが、中は同じみたいです。15年近く、この本の中から作り続け、ボロボロになってしまったので、新しいものを買い直そうかと思っているところです。定価1200円で15年使用!こんなに安い買い物はないです。
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↓もう一つ、同じシリーズで中華の本。他にもこのシリーズは持っているけど、おススメはこの2冊かな。日々の家庭料理はこの2冊でかなり幅広く作れるのではないでしょうか。皮から作った餃子は、もちもちで絶品です!
おうちでシェフ味 人気の餃子・春巻きと中華おかず―みんなの大好きレシピ、決定版! (特選実用ブックス) 中古価格 |
興味を持つと、とことんやりたくなってしまう性格なので、料理にもかなり拘りがある私です。
上記の2冊、有名店のシェフによるレシピ本です。これだけレシピが入って、1200円でいいの?と思うほど、料理の幅もレシピの数もあり、お得です。
中華は、陳 建一さん、斎 風端さんが特に好きです。どのレシピも外れがなく、完成度も高く、本当に素晴らしいです。どれも足し算ではなく、掛け算のレシピなのです。
同じく掛け算レシピは、イタリアンですと片岡護さん、日高良美さんが好きです。フレンチですと、石鍋裕さん。家でお店の味が食べられるなんて、最高です!
↓20年以上も前ですが、私がイタリアに留学する時に日本で買って、イタリアに持って行きました。イタリアで自炊する時に、これを見て作っていたのです。現地で食べるパスタと全く遜色ない、素晴らしい本です。ミートソースもカルボナーラも、もう外で食べる気を無くしますよ!なぜって?これを見て自分で作った方が美味しいから!
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↓これは、本当にすごいです!この値段で、このボリューム!そして、レシピの完成度の高さ!!こんなに惜しみなくレシピを公開してしまっていいんですか?と言いたくなります。実際に作らなくても、見ているだけで幸せな気持ちになる料理本です。我が家には娘が2人いるので、嫁がせる時には持たせたい本!(いつのことだ?!)
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食べることが大好きで、散々食べ歩いてきた私です。
でも、我が家に赤ちゃんが来てから、その楽しみは我慢せざるを得ませんでした。とにかく、ギャーギャーギャーギャーどこでも泣くし、一度泣き始めたらしつこく泣いて泣き止まない。有名店どころか、普通のレストランに入ることさえ、躊躇われるほどでした。
だから、本屋さんで目に付いた料理本は片っ端から買い漁りました。家で美味しいものを作って食べる。それが赤ちゃんとの生活の中で、唯一の私のストレス発散でした。
勉強も大事だけど、女子なら家庭科も大事!!
これらを娘に伝授しなければ!!!
我が家ではそう思っております。
* おまけ *
それでも、どうしてもネットで検索したい方は…
家庭料理でお探しなら、「ベーターホーム」はおススメですよ。簡単で美味しいレシピがいっぱいあります。ネットのレシピを全否定しているわけではありません。念のため…。(^ ^)