2020渋幕一次合格者数大幅減!
長女の受験は終わりましたが長男が始まっていますので、気になる学校の入試状況や入試結果は引き続きチェックしています。
びっくりしました。今年(2020)、渋幕は合格者人数を大幅に減らしてきたのです!その数なんと121人。
2019と比べると今年は121人も合格者が少ないのです。
〈渋幕一次〉 男子 556 名→ 464 名(-92) 女子 195 名→ 166 名(-29)
渋幕の女子は桜蔭より難しいと言われていましたが、更に難しくなってしまったようです。偏差値がまた上がってしまうのではないでしょうか?!
これって、実は大変なことですよ…。渋幕狙いじゃない人でも大きく影響を受けることになります。
渋幕は開成を受ける子の前哨戦。渋幕で合格を手にし、そのまま勢いに乗って開成の合格を取りに行く!という流れが崩れてしまったわけですから、ダブル出願も増えたのではないでしょうか?3日の筑駒やめて早稲田、海城パターンですね。
渋幕不合格だった場合は、安全を求めて下げてきますから、海城、駒場東邦、早稲田、渋渋あたりは、激戦になったのでは?
もしかしたら、今年は波乱の年だったかもしれませんね。上が下がってくると、その下もどんどんずれ込んで、確実な合格が読めなくなってくる。。。
それに、一人5校〜6校受験するのだから受かっても蹴る人がいることを考えると、繰り上げを期待してもよいものか悩みますし、どこに出願するのが安全なのか非常に悩ましい問題です。。。
渋幕の今年の倍率を見てみると、去年と比較してこれだけ上がっています。合格者を減らしたから当然なのですが。
一次の倍率 2.7 → 3.3
二次の倍率 7.2 → 8.2
渋幕は、出願時に併願校を書くアンケートがあります。合否に影響するものではないので、正直に書いていいものなのですが、志望順位を書くので、それを基にして合格者人数をコントロールしていると思われます。
だから、渋幕を第一志望にする人が多かった、ということなのだと思います。以前、渋幕の学校説明会に参加した時にも言ってました。歩留まり率が上がってきていると。渋幕に合格したら、延長せずにそのまま手続きをする人が非常に増えているのだそうです。
一次で合格者数を減らしても、二次で大幅に増やすことはなかった。。。
二次合格者 62名(2019} → 68名(2020)
だからこの倍率ですね。
渋幕の人気は確実に上がってきている、ということなのでしょう。。。
渋幕の合格発表の結果で実際にどれだけの人数が動いたかはわかりませんが、中学受験において、渋幕が持つ影響は大きいと思われます。。。一月中に試験があること、偏差値的に開成のすぐ下につけていること、そして、人気があること。。。
来年度以降受験される方は、渋幕から合格をもらえなくても雪崩を起こさぬよう、前もって子供にはいい聞かせておいた方がいいかもしれませんね。。。。
新興の学校は、発展途上なので何が起きるかわかりません!
これだから、中学受験は難しいのです。。。
12歳にして人生最初の岐路に立つわけです。まだまだ幼い小学生の受験に加え、学校側の想定外の動き!
第一志望、第二志望でなくても合格をもらえたら本当に立派です。
頑張りましたよ。
そろそろ結果が出揃い、あとは、繰り上げ合格を待つのみですね。
最後の望みをかけて、落ち着かない毎日を過ごされている方もいることでしょう。
一生に一度の親子の受験。本当にお疲れ様でした!
2019入試本番の感想はこちらです。桜蔭 VS 渋幕