自分の道は自分で選ばせる

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こういうブログを書いていると、子供を少しでも偏差値の高い学校へ行かせることが目的のように思われるかもしれませんが、

そう思っているわけではありません。


学歴という物差しだけでなく、もっと広い視点も持ってもらいたいし、勉強以外に本気でやりたいことがあるならば、子供の意志を尊重する覚悟もあります。

 

ただ一つ言うなら、自分がどこまでできるのか、限界にチャレンジしてほしい。

スポーツ選手はまさにその最たるものですが、スポーツや芸術、そういった才能に恵まれていない場合は、とりあえず勉強となり、結果として偏差値の高い学校に入る、ということに繋がるのかもしれません。

 

そして、自分の人生と子供の人生は別のもの。

レールは引き過ぎないように、気をつけています。

 

    *

 

20年以上前の話になりますが、

私が会社を辞めて留学したいと言った時、両親はいい顔をしませんでした。

折角入った一流企業を辞めてほしくなかったそうです。

 

 

でも、もう自分を抑えられなかった。。。

自分の気持ちを誤魔化すことはできませんでした。

結局、賛同を得られぬまま、反対を押し切ってアメリカへ飛び立ちます。

 

暫くしてから、母から一通の手紙が届きました。

そこには、「あなたは、私の希望の星でした。」と書かれていました。

そして、「留学したからには、あなたを応援します。」とも。

留学のススメ

 

その時は、散々反対していた両親を足枷のように感じていたので、ふ〜ん程度のものでしたが、

 

子供を持った今ならわかります。

 

3人の子供達は、希望の星です。

夢と希望を子供に託し、自分の全てを子供に注ぐ。

子供を持ってみないと、やはり親の気持ちはわかりません。。。

 

 

私は、小さい頃からいい子でした。

多少どこかで疑問は感じつつも仕方がないように思っていたし、親の意見を受け入れ、親の言う通りに生きてきました。

真面目で堅実な両親に育てられ、自由奔放とは程遠い家でした。

 

ある時、

これでいいのか?

これで良かったのか?

このままでいいのか?

自分の気持ちを抑えられなくなります。

どこかで納得いっていない自分がいたのです。

 

そして、自分の考えを親にぶつけ、喧嘩して、自分の意志を初めて押し通した。

異国の地で一人で暮らす興奮と非日常が、生きているという意識を増幅させたことは間違いありません。自分で自分の生き方を決められる幸せを噛みしめ、それがどれだけ大事なことか知っているつもりです。

そんなこともあって、3人の子供達は希望の星ですが、自分の考えを押し付けるつもりはありません。

 

娘を東大に連れて行きましたが、東大に入ってほしい!と思っているわけではありません。ただ、必ず上は見せるようにしていて、刺激を与えたり、選択肢を示したり、そんなことはしています。東大の学食でランチ

 

あくまでも選ぶのは子供。子供に選ばせたい。

 

ところが、少し前のこと。

小さい頃から記憶力抜群な娘に、「あなたみたいなタイプは、資格試験が向いてるから弁護士なんてどう?」と深い意味なく聞いてみたら、即座に、「イヤ!!」と返ってきました。理由を聞いたら、「イヤなものはイヤなの!」と目に涙を浮かべて言うではありませんか!

何も泣くことないじゃない…。(゚д゚lll)

 

犯罪者の弁護をするなんて絶対にイヤ!なのだそうです。。。

別にそれだけが仕事ではないけど、彼女の中ではそういうイメージのようです。。。

きちんと自分の意見を言ってくれて、嬉しかったのですが、私は弁護士になってもらいたくて言ったわけではありません。

 

中学受験もそうでしたが、娘は試験向きの子供です。

記憶力抜群で暗記が得意。反復も厭わない。

テストをゲームのようにこなします。

彼女の優れているところを教えてあげたかっただけなので、圧力をかけたつもりは全くなかったんですけど…。

でも子供は、やっと受験が終わったのに、次は資格試験をやらされるかも?!と思ったのかもしれません。。。

 

親と子では、考えている事や感じ方が違うということですね…。

単なる刺激のつもりが圧力にならないよう、気をつけたいと思ったのでした。。。

 

 

我が家の3つの希望の星。

全て親の言う通りに生きる必要なんてないですし、

やりたいことが見つかった時は、自分の殻を破り、未知の世界へ飛び込んでほしい。いえ、飛び込んで下さい。

お母さんのせいでできなかった…と後から言われても、どうしてあげることもできませんから…!

 

私は応援しますよ!

頑張ったその先には、沢山の幸せが待っている!

 

少なくとも、自分で選び取ってきた道ならば幸せのはず…!

そう信じています。

 

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