式を書かない子に式を書かせるには?

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黒板

テストで式を一切書かない息子

2年先取りで、年中さんからずっと一緒にドラゼミ(現在はまなびwithです)で勉強してきました。

今まで当たり前のように式を書いてきたのに、中学受験で塾のテストを受けるようになったら、なぜか一切式がなくなってしまった!

 

テストは、問題用紙の隅に筆算がちょろっと書いてあるだけで、問題用紙は毎回綺麗!!

 

母:「見直ししたの?」

息子:「した!!!」

???

式がないのに、どうやって見直しするのか?

謎です。。。(苦笑)

 

式がないことに気づいてから、

「式を書きなさい!式がないと見直しできないでしょ?」

「見直ししていれば、ミスに気づけて、◯点もUPしたよ!」

「式を書いていれば…」

「見直ししていれば…」

毎回そう言って書くように言ってきましたが、何度言っても息子は書きませんでした。

 

式がないせいで、見直しは中途半端に。

何段階も工程を踏まないと答えが出ない応用問題は、どこまでやったのかわからなくなる。

途中までは合っているものの、最後の最後でケーキの値段を出さなきゃいけないのに、ドーナツの値段を出したところで終わっている。

 

つまらないミスが多すぎて、目も当てられない状態が長いこと続いていたのです。。。

 

そして、これを式を書かずに、全て頭の中でやっているというのだから、息子は一体賢いのか?おバカさんなのか?

もう訳がわからなくなってしまいました。

 

毎日毎日言い続けても、式を書こうとはせず、息子がこんなにも頑固だとは知りませんでした。。。トホホ

 

式を書かないせいで、つまらないミスを引き起こし、随分と点を失っているのに、それでも毎回式を書かない息子に、本当に困っていたのです。。。

式を書くようになる方法とは…

どんなに言っても全く効果がなく、あらゆる手を尽くしても式を書かなかった息子。。。

 

そこで、息子に「ちょっとこれを見て!」そう言って、

ネットで開成の解答用紙を見せました。。。

 

開成は、解答欄の他に、式や考え方を書くスペースが大きく取られています。

開成の算数の解答用紙には、

「(注意)式や図や計算などは、他の場所や裏面などにかかないで、すべて解答用紙のその問題の場所にかきなさい。」

と記載されているのです。

 

開成は、最終的に答えが間違っていても、答えを出すまでの考え方に、部分点がもらえるのです!

難問で構成されている開成の問題は、部分点も合否を分ける大事な要素なのですね!

 

何度言っても式を一切書かなかった頑固な息子。。。

開成の解答用紙を見せた時は、iPadで画像を拡大し隅々まで見ながら、何か考えているようでした。。。

 

そして、遂に!この日を境に式を書くようになったのです!

 

塾のテストは、答えが合っていればマルで、逆に言えば、答えしか見ません。

時間が足りなくなりがちな算数などは、特に横着しがち。

式なしで暗算。(←それで合ってればいいけれど…)

大雑把な男の子にありがちなのですが、横着して省いてしまうのです。。。

 

一年までは経っていませんでしたが、私にとっては、長い長い戦いでした。。。

毎日毎日言い続けても一向に言う事を聞かない息子に腹を立て、随分とストレスに感じていました。

 

勿論、学校によって違います。記述式ではなく問題数が多い処理系の学校もありますけど、そこまでの説明をする必要はないですね。

 

それに、中学に入ったら「答えだけ」は、許されません。「証明」もありますし。

どの中学に行こうが、答えに辿り着くまでの過程は大事なのです!

絶対に書かせるべきですよ!

 

麻布も記述式なので、麻布の解答用紙を見せてあげてもいいと思います。

女の子なら、桜蔭、雙葉が記述式です。

でも、女の子はキチンとしているので、このタイプはあまりいないかな…?

式を書かない理由とは

式を書かない子供の心理とは…。だいたい以下に分類されます。

 

  1. 書くのが面倒くさい。
  2. 暗算で出すのがカッコいいと思っている。
  3. 自分なら暗算で出せると勘違いしている。(自分の能力を過信)
  4. 式を書くことの必要性を感じていない。
  5. 脳に何か問題がある。
  6. わかっていないので書けない。

 

 

これも男の子に多いですが、おまけに字も汚かったりしませんか?

それは、

本人が字を綺麗に書く必要性を感じていないからです。

 

わかっているのに式を書かない子も、

本人が、式を書く必要性を全く感じていないのです。

 

だから、どんなに親や塾の講師が、「式を書け!」と言っても書きません。。。

式を書かないせいで、簡単な問題を落とし、何十点も失ったとしてもです。

本人自ら「式を書かないこと」と「ミス」との関連性を認めない限り改善されないのです。

 

改善しない場合は、そのせいだとは思っておらず、

あくまでも、本人の意思で式を書いていない!ということです。

式を書かないのは本人の意思なんです。

 

「式を書く」という必要性を子供自身が感じるようになるまで、この戦いは続きます。。。

我が家の息子は、⒈⒊⒋ が理由でした。

なんでも面倒臭がる性格なので、書くのが面倒臭い→ このくらい暗算でできるからやっちゃおう→ 暗算で出したから、式は要らないでしょ! 

こういう思考回路でした。

式を書く必要性を全く感じていませんでした。。。

 

でも、開成に合格するためには、式も必要なのか!と思った息子は、この日を境に必ず式を書くようになったのでした。。。

 

私は自分がミスをしないタイプだったので、どうしたらこうなるのか、本当に理解に苦しみましたが、塾の先生に聞くと、どうやら息子のようなタイプも一定数存在するようです。

様々なミスをしでかしてくる息子。。。追々、そのミスの内容についても書こうと思います。

 

ミスをなくす努力をしつつ、記述にも対応できるよう訓練中です。

「書く」ということを疎かにしたらダメですね。。。痛感させられます。

 

こんなにつまらないミスばかりしているのに、よくこの成績をキープしているよね!と、主人と話し、2人で首を傾げています。。。

 

成績上位者は、基本的には、あまりミスしない子の方が多いのですが、実はこんな風にうっかりで、そそっかしくて、残念な子もポツポツ混じっているのです。。。

 

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