スポーツを通して学ぶこと
近頃は、何でもかんでもペーパーレスが進み、スマホに表示させれば済むという時代になってしまいました。
スマホが使えない老人は、どう生きていけばいいのか?
最近、キレる老人が多いのは、慣れ親しんだアナログ的なものが消えつつあり、時代の変化についていけずに、日々イラついているのではないか?と、この間も店で怒鳴りつけていた老人を目の当たりにして、考えてしまった。
本人に聞いてみなければ、本当の理由はわからないが、、、
実は、私もかなりアナログな人間だ。
何を隠そう、私はペーパーレスが好きじゃない。エコじゃない!と言われても好きじゃない。ニュースも紙面をざっと見渡すのと、ネットでニュースを見るのとでは全然違う。新聞をザッと見渡した方が、短時間で多くの情報を取り込める。
そして、本も買う。雑誌も買う。解約したのは、新聞だけ。これはゴミ問題でゴミ出しが大変になってしまったからで、仕方なくネットでニュースを見ている。だけど、ネットはすぐに脱線してしまい、ニュースを読むだけなのに、時間がかかる結果となっている。
逆に、主人は新しいものが大好きだ。何でもかんでも電子書籍にし、色々な機能も最大限に使って、便利だ!と感動している。そして、新しいものを次から次へと家に持ち込んでくる。知らない間に様々な電子機器が増え、これは何だろう?という状態だ。主人が死んだらどうしよう!と本気で悩んでいるのである。
前置きが長くなってしまったが、私はアナログが好き!
ということで、雑誌をいくつか定期購読している。
雑誌 Number について
現在、定期購読中なのは、読売KoDoMo新聞とNewtonと Numberだ。実はもう一つ。この情報いるか?と思うけれど一応。Oceans 。いつまでもカッコいいパパでいてもらう為の男性用ファッション雑誌!の4つ。
そして、今回は、Numberのお話です。Number Web
Numberはスポーツ雑誌なので、女性はあまり読む機会がないかもしれない。というか、ほとんどないかな?
我が家は、主人がスポーツが好きで読んでいたので、存在は前から知っていたが、実は、私は全く読んでいなかった。
よく見ると銀行や、薬局などにも置いてあるので、もし機会があれば読んでみてほしい。
私はスポーツをするのは好きだけど、観戦は好きじゃない。特に応援している人もいないので、あまり興味が湧かないというのが正直なところ。
そんな全く興味がない私が読んでも面白い!と思えるから、この雑誌はすごい!もっと言えば、興味がなかった人に興味を持つきっかけを与えてくれる雑誌だ。
まず、写真もいいけど、文章がすごくいい。文章にチカラがあって、惹き込まれる。そして、内容がいちいち深い。たった一つの記事でも、内容が濃く、学ぶべきことが凝縮されているのだ。
このイチローの記事は、何回も何回も繰り返し読みたい!読んで心に刻みたい!とまで、私は思ってしまった。この雑誌は絶対に捨てないと決めた。
そしてこれを、9歳の息子が、今とても熱心に読んでいる。
テレビ字幕とドラゼミの2年先取りのお陰で、彼は大人の本も、大人の雑誌も読める。ふり仮名がなくても問題ない。お金をかけずに教育(最大限の効果を得る)
ちゃんと内容を理解しているかな?と思って、いくつか質問をしてみたが、ちゃんとわかっていた。
私が子供にスポーツをやらせているのには訳がある。スポーツ選手になってほしいなんて、微塵も考えていない。将来、スポーツと関わる仕事をしてほしいとも思っていない。まぁ、本人がしたければ別だけど…。
スポーツには、必ず勝ち負けがある。本来、楽しいはずのスポーツも、やればやるほど辛く苦しいものになってしまうこともある。それは、勝ち負けがはっきりしているからだと、私は思う。
どんな人でも勝ち続けることはできないし、どこかで負けを味わうもの。でも、例え負けても、負けっぱなしでも、挫けないでほしいと私は思うのだ。
上手くいかなくても、途中で投げ出さず、粘り強く取り組んでほしい。
どうやったら勝てるのか、工夫し、考え、その壁を自分で乗り越えてほしい。
自分で目標を見つけ、その目標に向かって地道に努力をするという事を学んでほしい。
私がスポーツに拘っている理由は、そんなところだ。
そしてそれは、スポーツのシーンだけでなく、これから先、大人になって仕事をしていく上でも、これから待ち受ける人生においても、間違いなく活かされるだろうと思っている。
しかし、親がいくら言っても効き目がないなら、もう、感じてもらうしかない!
このNumberには、私が子供に教えたい事が凝縮されている。
一流のアスリート達が、どれほどの努力をして勝ち取ってきたのか、子供なりに感じてほしい。才能や資質に恵まれているのは勿論だが、それで片付けてはいけないということを知ってほしい。才能、努力、それを支えるメンタルの存在。それが如何に重要であるかを知ってほしい。
ここまでやらなきゃ、ダメなんだ…。
そう、子供自身が感じ、自分の考えの甘さに気付いてほしい。
そして、自分なりに真似して、自分のやり方を見つけてほしい。
そういう気持ちから、我が家ではNumberを購読している。(勿論、そんなことは抜きにしても、読み物として面白いですよ!)
スポーツ選手に比べたら、勉強なんて簡単なこと。
目の前にあるプリントをやればいいだけ。
覚えればいいだけ。
なんてシンプルなことか!
答えのないものと戦っているわけでは、決してないのだ。
どこまで子供の心に響くのか謎ではあるが、読ませる価値はある。
スポーツをすることで学べることが沢山あるのは勿論だが、もしスポーツをやっていなくても、一流アスリートから学べることが山ほどある。
漢字が難しかったら、お父さんと一緒に読めばいい。
誰もができることではないからこそ、人は一流アスリートに自分を重ね合わせて応援する。
一流アスリートはみんなの期待を背負っているのだ。
そこには、甘えなんて許されない。
極限の状況で、最高の結果を出す。
そのメンタルの 強さを学んでほしい。
緊張でいつも失敗しがちな息子が、いつか一皮剥けてカッコ良く決めてくれる日を夢見て、私は9歳の小さい息子に、大きな期待をかける。
顔は変えられない。背も低いままかもしれない。でも、メンタルの強い大きな男になってもらいたい!
強くて、カッコいい男になってほしいわけです!
だから、一流のカッコいい男の生き様を読んで、そこから何かを感じてほしいのだ!
はいはい。わかってますよ。
息子に期待しすぎ!でしょ?
でもね、やめられない。
だって、弱っちいオトコになってほしくないんだもの〜。
逞しいオトコになってもらいたいじゃないですか?!
だから今日も、
「頑張れ!」
「負けるな!」
「お前ならできる!」
母は心の中で、熱い熱いエールを息子に送るのである。。。