中学受験の塾選び〈大手進学塾 ビッグ3〉
大手進学塾、三社比較です。
色々なサイトに詳しい比較は載っています。しかし、結局のところ、通塾日数、お弁当の有無、家からの距離の3つが親にとって、最終的に選ぶ決め手になるのではないでしょうか?
それに加えて、予習型か、復習型かということも検討すべき大事な要素です。我が家は、塾のない日は全て習い事が入っていた為、復習するのが大変だったからです。
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SAPIX 四谷大塚 日能研 を比較する
SAPIX | 四谷大塚 | 日能研 | |
通塾日数 (4年生) |
週2日 |
週3日 |
週2日 |
(5年生) | 週3日 | 週3日 | 週3日 |
お弁当有無 | なし |
4年生〜なし5年生〜あり |
4年生〜なし5年生〜あり |
学習スタイル | 復習型 | 予習型 | 復習型 |
テキスト | 冊子 | 予習シリーズ(テキスト) | 授業用と学習用テキストの2本立て |
個別指導 | ユリウス | なし | プリバート |
通塾日数で6年生を書かなかったのは、前期と後期で通塾日数が変わったり、内容が変わったりする為です。
SAPIXは6年後期から日曜授業が入ってきます。そして、日曜日のみ、お弁当です。
四谷大塚は、6年前期から日曜授業が始まり、週4日です。開成、桜蔭コースのみ前期から開講する為(その他は後期から)、開成コースと桜蔭コースのお子さんは5年生の2月から日曜授業で難関校対策をすることになります。
日能研もクラスよって通塾日数が変わるようです。
SAPIXの特徴
塾選びで真っ先に見るのが、塾の進学実績だと思います。SAPIXの進学実績はすごいものがありますね。私も惹かれました。
でも、御三家に受かる子供達は全体のほんの一握り。SAPIXのトップクラスの子だけなんです。御三家狙いなら、SAPIXのトップクラスαに入らないとあまり意味を持ちません。
SAPIXにテキストはなく、授業の度に配られた冊子を綴じていくスタイルをとっています。授業を聞いてその場で理解し、家で復習するということが基本の復習型です。予め勉強しておくことができないので、授業についていけないと後が大変です。
そして、上のクラスから下のクラスまで同じ冊子を使います。トップクラスは冊子をある程度こなすことができますが、下のクラスでは理解度もスピードも下がってしまうため、上のクラスよりやり残しがでます。そして、そのまま次の冊子に移っていくことになります。
SAPIXは入室テストというものがあります。3240円かかりますが、まずそれを受けてみて、子供の学力を見てみましょう。
冊子を綴じたり、プリント整理したりするのは、お母さんの仕事ですが、お弁当を6年生の前期まで作らなくていいというのが、他の塾との大きな違いです。
四谷大塚の特徴
四谷大塚は予習シリーズというテキスト使います。これは定評あるいいテキストです。親が読んでも面白いと感じるものが多く、テキストが手元にあるというのは、心強いです。
予習ナビ、復習ナビがネットで配信されている為、授業を休んでも安心です。予習は最低限、テキストの音読はしていきましょう。
テキストは全員、予習シリーズを使いますが、トップクラスはその他にも、応用演習問題集を買って演習します。
四谷大塚のクラス分けテストは全クラス同じ問題で統一されていますが、毎週行われる週テストは、レベルにより問題が違っています。自分の学力に応じたテストで進捗状況を確認します。基礎、基本をしっかり取る、という塾の方針がその辺りから伺えます。
SAPIXのドライな雰囲気とはちがって、校舎によっても違いますが、アットホームな感じがあります。
日能研の特徴
塾の方針は、「予習はしないで!」です。その理由はSAPIXもそうですが、授業を集中して聞いてほしいという考えです。新しいことを知る喜びや、予習の際に取られる時間も挙げています。
テキストは授業用と家庭学習用の二本立て。授業後の復習に力を入れるスタイルです。
お弁当は4年生の間はなく、5年生から始まります。。
日能研のグループに個別指導「ユリウス」があり、苦手なところを見てもらうという選択肢もあります。
気をつけなければならないのが、クラス分けテストが4年と5年の間は2ヶ月に一度しかありません。SAPIX、四谷大塚と比べて頻度が低いので、早いうちに上のクラスにいくことが大事です。
塾のテストを受けてみよう!
SAPIX、四谷大塚、日能研、それぞれテストを実施しているので、受けてみるといいと思います。塾の雰囲気も全然違うので、決め手になると思います。
塾選びは結局ところ、通塾日数、お弁当の有無、家からの距離の3点と、予習型と復習型のどちらが子供の生活パターンに向いているかの4点だと思います。
どの塾に入っても、トップクラスに在籍できれば、それ相応の結果がついてくるものです。是非、トップを目指して頑張りましょう!
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