競争心のある子とない子

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子供は其々個性的!

子供を3人育てていて、面白いなぁと思うことは、同じ親から生まれてきたのに、其々に個性があり三人三様。長所も短所も全く違うということ。

我が家の場合は、顔も性格も体型も全く違うので、何故こんなにも違うのか?と不思議に思います。

ですから、子供の数だけ楽しみがあります。

そして、そのお陰で、私は飽きずに楽しく育児が出来ているわけですが、子供が自分とは違い過ぎる性格ですと、理解してあげるのが難しく、認めなきゃいけないと頭では思いつつも、厳しい目で子供を見つめてしまう自分がいるのです…。

我が家の競争心のある子とない子

そして、この一年間、私が密かに悩んでいたこと。

隔世遺伝というのもあるわけで、親にないものを持って生まれてきてもおかしくはないのですが、負けず嫌いの父 × 負けず嫌いの母  から競争心のない子供が生まれる というのが、どうしても理解できませんでした。

そして、そういった場面に出会す度に、一人イライラしていたのです。

競争心の強い子供は、本番にも強い気がします。他人は勿論、自分にも負けたくないのです。辛くて大変なことも持ち前の根性で乗り切って、必ず結果を出してきます。桜蔭に合格した我が子の性格です。

結果を出すにあたって、競争心はかなり重要な役割を果たしていると思わずにはいられないのです。

しかし、姉弟でも全く違うもので、(下の子の方が環境的に競争心が芽生えるはずなのですが…)うちの場合は、全くと言っていいほど下の子に競争心がありません。お腹の中にいる時に、上の子が全部持っていってしまったようなのです。

子供がスポーツで負ける度に、

「あなたは悔しくないの?」

「あなたはそれで満足なの?」

「もっと頑張れば、もっと上に行けるのに…!」

「気合いよ!」

あらゆる言葉でしつこく声かけする自分がいる…。その言ってる時の自分の顔は、イライラに満ちた、ものすごい形相になっているに違いない。

本人が悔しがれば、こんなに楽なことはない。母の声かけも変わってくる。「次、頑張れば大丈夫だよ!」「〇〇ちゃんならできるよ!」という台詞になるであろう。

しかし、本人が大して悔しがっておらず、何くそ!という反骨精神のかけらも感じない。焦ることもなくのんびり構えていると、段々こっちの方がイライラしてきて、ついつい熱くなってしまうのです。

我が家はあるスポーツをさせているのですが、回りの子供達の姿を見ていると、勉強だけでなく、スポーツにも競争心は重要な役割を果たしていると思わずにはいられないのです…。

実際、競争心の強いお子さんの方が結果を出しているからです…。

本人の幸福度はいかに?

本人の幸福度という観点から考えてみる。

競争心の強い我が子は、かなりストイックである。自分を追い込み、せっせと勉強に励む。当然スポーツに対してもストイック。結果が出るまで黙々と努力する。

側で見ていると、よくそんなに努力できるなーと親でも感心するほど。

本人は、親に褒められたくてやっているのではなく、もはや自分の問題。本人曰く、頑張って一生懸命に取り組むと清々しい気分になるそうだ。適当にやるといい結果は出ないし、結局はその時間が無駄になる!と言っている。

何より、ちゃんとやらないと自分が気持ち悪いという領域に入っているため、自分を律してひたすら向き合うのである。そう、ドMの性格なのだ。

この子が幸せを感じる時というのは、、辛く長く大変な努力をした後に得た結果。それを勝ち取った瞬間に違いない。マズローの「自己実現の欲求」ってやつですね。この喜びは、他の何にも代え難いことは理解できる。

しかし、努力が報われているうちはいいのだが、常に自分の求める結果が出るとも限らない。悶々とすることも多いに違いない。

こんなに頑張ったのに…といつか心がポッキリいく日も来るかもしれない。

ポッキリいった後に、この子がどう考え、どうやって自分の気持ちと向き合い、現状と折り合いをつけていくのか、そこでその人の真価が問われることになるのである。

こうやって文章に起こしているだけで、日々強いストレスに晒されることになるだろうと思うのである。

しかしながら、勝ち取った結果や喜びは途轍もなく大きいことも間違いない。

一方、競争心がないと、負けてもさほどショックではない。本人がそこにあまり価値を見出していないし、日々小さく負けることで、いつでも心の準備が出来ている。

「気にならない」鈍感体質というのはある意味、無敵だ!

我が子は全く気にしていないため、例えビリでも好きであれば、淡々と毎日練習をこなすことができる。

そして、もう一つ気付いたことは、我が子の回りには友達が多い。すぐ隣の子と闘志を剥き出しにして争わないことも、一つの理由かもしれない。いつでも穏やかでのんびりしている為、相手が安心しているように見える。低く見られていると言われればそれまでだが、年上から同い年まで、我が子はみんなから可愛がってもらっているのです。

彼の回りには、お友達がいっぱいいて、いつでも平和なのです。

才能があって体の使い方が上手く、何でもすぐに習得する子が、伸び悩んだ末に、ある日突然、嫌になってやる気がなくなってしまった、ということだってある。実際に、そういう子供達を何人も見てきました。

やり続ける才能というものも必要なんですよね。

他人のことは気にせず、好きなことを淡々とやる。その先にいい結果が待っているのだとしたら、その子の方が、日々幸せと考えることもできるのです。

そう考えると、競争心の有る無しと、幸福度は関係ないのです!

そもそも競争心のない子に競争心を持て!と言っても、どうしていいかわからないでしょうね。。。

子供に望むこと。それは幸せな人生を歩んで欲しいということ。

競争心を持つかどうかではないはず。

ならば、競争心を持ちなさい!と叱るより、本人が好きでのめり込むものを見つけられるようサポートし、継続するよう促す方が得策と言えます。

継続は力なりです!

とは言え、社会に出たら競争ですけど…。

一抹の不安がよぎります。。。

少しぐらいは競争心を持ってもらいたいなぁ…(願望!)

今はまだ100%受け入れることはできていなくて、95%くらい。

このブログを書きながら、何度も何度も読み返し、気持ちを整理する。あともう少しというところまでやっときた。

私が完全に受け入れて、方針を変えたなら、私も子供ももっとハッピーになるに違いない。きっとそうだ!

イライラしている母親が子供にとっていいわけないもの!

考え方を変えてみる。見る角度を変えてみる。

息子に伸び伸びと大きく育ってもらいたいから!

息子の笑顔をいっぱい見たいから!

でも、最優先にすべきことは…

触れるうちに触っておくこと!!!

やっぱりコレですね!

後ろから羽交い締めにして、大好き大好きムギュムギュムギュムギュする。「ママ、エロー!ママ、エロー!」と叫ぶ息子。でもなんだか嬉しそう。(*^^*) だから、今日もやる。本気で嫌がられるまで毎日やりますよ。

むふふ。息子を持った母親の特権。使わなきゃ損!

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