子供に勉強を教えるということ
塾に通っていると、定期的に保護者との面談があります。そこで簡単なアンケートがあるのですが、必ず聞かれることがあります。「子供の勉強は家で誰が見ているか?」です。
我が家はパパが忙しく不在気味なので、私しか教えるものはいなく、いつも「母」と書いて出すのですが、6年生になった時の面談で同じように「母」と伝えたところ、非常に驚かれたのです…。
「確かにお父さんが忙しく、お母さんが教えているというお家はありますが、だいたい皆さん5年生でお手上げになって、6年生でまだお母さんが教えているという人は、まずいません」と言うのです。
「?!」
ひょっとして私、頑張りすぎた?(^^;; アハハ…。
でもね、言わせてもらうと、「塾で聞いておいで!」と言っても子供が聞いてこないんですよ〜。先生のところに質問したい人の大行列ができていて、かなり待たされるんだそう。だから、寝るのが遅くなるから嫌!って言うんですね。
だから仕方なく私が教えるハメになっている…。
6年後期は3年間の集大成
ところが、6年後期に入ってからは私がお手上げになった。どうやっても解けない問題が出てきた。それまでは少々時間がかかってもなんとか解いてきたんだけど、どうやっても解けない!因みにそれは算数ね。
は〜。情けない…。( ´Д`)
いつのまにか問題の難易度が上がったような気がする…。そういう問題は受験で落としても受かるとは思うんだけどね。満点取る必要はないんだから。
でも、モヤモヤしました…。
6年後期は、入試実践問題、御三家の過去問、実際どこかで出題された問題ばかり扱うので、意地悪な問題が多く、どれも難しい上に一捻りしてあるものばかり。難しさのレベルが上がった気がするんですね。トップの子達はこんな問題を日々解かされているのかと思うと本当にびっくりです。
そして、パパの出番。
さすがです。さらっと解いて子供に教えていました…。涙
張り合うつもりはありませんが、ちょっと嫉妬してしまいます…。
主婦という仕事は真面目にやると、やってもやってもキリがなく大変です。朝起きてから寝るまでやる事はいっぱいある。自分の時間を捻出するのも一苦労。計算といったら日々の買い物くらいしかないし、本をゆっく読む時間も私にはありません。私は、長編にチャレンジする時間はないので、(途中で内容がわからなくなっちゃう!)せいぜい読めて短編です。
毎日、脳みそがちっとも働いていない感じ!そんな生活を長いことやってるんだから、無理!です…。
でも本当はそれだけじゃない。主人と私の決定的な違い。ずっと前から思ってた。ずっと前から気づいてた。
それは、圧倒的な基礎力の厚み。厚みが全然違う。主人と私の分岐点は小学校から始まっているような気がするんです。だから、小学生の余裕のあるうちから、出来るだけ基礎力を上げておきたい。そうずっと私は思ってきました。それが我が家の2年先取り教育にも繋がっているんです。
子供を見守るということ
子供も日々、難問に向き合って頑張っているんですよね。中学受験は、小学生なのに相当難しい問題を少ない時間で解いています。
私がお手上げになってから、子供が思うように点が取れない時があっても、ガミガミ言わないようにしようと心に誓いました。間違った問題の復習は大事だけどね!
「見守る」
そう、最後まで信じて見守る。どんな結果になっても見守ること。できるようでなかなかできない「見守り」。でも、それを心に刻むためにも、私が今まで勉強を教えてきてよかったんじゃないかって思います。