本の読み聞かせはいつまで?
本の読み聞かせはいつまですればいいのでしょうか?
幼稚園まで?小学校まで?
それは、お母さんの目的によっても違ってくると思います。
私は、子供の学力を伸ばすために読み聞かせをしました。
ですから、やっていた時期は、「子供が字を読めるようになるまで」です。
それまでは、可能な限り、喉が痛くなるまでいっぱい読んであげました。
その結果、おもしろいことになりました。
本の読み聞かせとテレビ字幕の驚くべき効果!
本は好きだけど、自分からは読まない子
子供が大きくなっても、ずっと本を読み続けるお母さん。
本当に偉いです!
私にはできません。
「本は好きなんだけど、自分からは読んでくれないんだよね…」と、
何人かに、読み聞かせについて聞かれたことがあります。
よくよく聞いてみると、お母さんが毎日毎日本の読み聞かせをしていました。
小さい頃からずっと。お子さんは現在4年生でした。
お母さん、よく頑張りました!
でも、お母さんがいつまでも読み続けていたら、子供は読んでもらう方が楽なので、いつまで経っても自分で読んでくれるようにはなりません。
読書=お母さんが読んでくれるもの となってしまって、
自分で読むのは面倒くさくなってしまいます。
子供に読み聞かせをするあなたの目的は何でしょうか?
①子供との交流の時間
②子供の情緒安定
③本が好きになって、勉強ができる子になってもらいたい
もし、③の、沢山本を読み、勉強ができる子になってほしいと思っているなら、
文字が読めるようになった時点で、自分で読むように促すべきです。
読み聞かせを突然やめるというのではなく、徐々に移行していきます。
そして、洗脳しやすい小さな時期に、
本が読めるのはカッコいい!と教えてあげるのです。
①②の理由で読んでいるならば、子供がもういいと言うまで読んであげたらいいと思います。私が知っているそのお子さんは、とても素敵なお子さんに育っていますよ!
小学校に入る前に本の楽しさを教える理由
小学校に入る前に、本の楽しさを教えた方がいい理由は、
小学校に入ると否応無しにゲームが入ってきてしまうからです。
お友達と遊ぶ時は必ずゲーム。
家でもゲーム。
とにかく頭の中はゲームでいっぱいになります。
特に男の子はその傾向が強いです。
ゲームがないとお友達とも遊べなくなってしまうのが現状です。
そして、本が入り込む余地がなくなってしまいます。
ですから、その前に本を好きにさせて、読む習慣をつけるようにしておくことです。
中学受験を考えているなら…
まだ先の話だと思っていても、すぐに大きくなります。
今は考えていなくても、中学受験を考える時がくるかもしれません。
中学受験をするなら、本を読むのが好きでないと辛いと思います。
まず中学受験塾に入って驚くのが、テキストの多さでしょう。
大量のテキストに大量の文字。
文字を読むスピードが速いのと遅いのとでは、こなせる量が全然違ってきます。
文字を読むのが苦手だと、テキストを読むこと自体が煩わしいです。
子育てをする上で、重要なことはタイミングです。
その子が自立する時期が必ずあるので、それを見逃さないように次のステップへ行かせるのが大事です。
逆に焦って早く始めると、必ず歪みが出てきます。
「子供をよく観察すること」それが、子供を伸ばす上で最も大事なことだと思っています。。。