中学受験組としない組の溝

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今の時代、中学受験は珍しいものではなくなりました。しかしながら、住んでいるエリアによっては、まだまだ受験組が少数派なところもあります。少数派ですと、まわりの理解を得るのが難しくなります。

受験する子供の地域の偏り

受験しない人の方が少ない学校もあれば、クラスの半分以上が受験する学校。クラスの3分の1が受験する学校、クラスの2、3人しか受験する人がいない学校。住んでいるエリアによって実に様々です。

一般的に、駅近のエリアの方が受験生が多く存在しますし、タワーマンションが建ち並ぶエリアも受験生が多く存在する傾向にあります。

中学受験否定派

受験しない家庭の中には、中学受験させたいけど、子供がやりたがらないからしない、という家庭と、中学受験そのものを否定している家庭が存在します。

少し前のこと。子供の習い事で子供をロビーで待っている時、後ろにいたお母さん達の話し声が耳に入ってきました。その2人は、中学受験否定派です。話の内容は、

小さい頃から勉強ばっかりさせて、子供が可哀想。

塾で習う小難しい知識なんていらない。

そんなの習ったって仕方がないし、必要ない。

公立で十分。

時間もお金も無駄。

そう言った会話で盛り上がっていて、やっている人は世の中に流されていて自分の意見を持っていない人、みたいな論調で話が展開していました。(^^;;

私はそれを聞いて、みんな不安なんだなぁと思いました。なんだか、相手の同意を得たい。もしくは、自分が合っているかを確かめているように聞こえたのです。子供のことは全て、お母さんの責任になってしまう傾向がありますから、わからないわけではありません。

この2人のどちらかのお子さんが中学受験したい!と言って、始めることになったら…。((((;゚Д゚)))))))この間、私にはこう言ってたのに!と怒っている姿が浮かんでしまいました。

それぞれ、家庭の方針があり、どういう選択をしようが自由です。

陰口は不安の裏返し

中学受験を決めた家庭は、陰で何やら言われているかもしれません。信用していたのに、もう信じられない!と憤慨していたお母さんも知っています。でも、私は、不安の裏返しだと思うのです。

同じ子育てをしていて、vs の関係になってしまうのは、悲しいことです。どちらの選択をしても、子供同士は関係ありません。子供は仲良くやっているのに、お母さん同士が疎遠になるのはさみしいことです…。

それぞれの考え方があって、それぞれの選択をする。どっちが良くてどっちが悪いわけではありません。こういうことは、分けて考えたいところです。

私は、塾も受験も基本的に肯定派です。やる気のある子供にとっては、伸びるチャンスです。でも、受験をしない、又は塾に行っていない人を否定する気は全くありません。

それぞれの家庭の方針があり、計画があります。それぞれの計画に従って子育てし、最善を尽くせばそれでいいと思います。

自分が納得しながら選んだ道は、1つしかないのですから。

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