入学後、深海魚にならないために言っておくべき一言

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魚

家を買う時って、

 

大抵、自分が組める最大のローンで買うことになる。

勿論、必要なお金(教育資金や老後のお金など)は考慮し、その中で出来るだけ最大限の、という意味だけど。

 

立地、間取り

そして内装に凝り始めると値段は瞬く間に跳ね上がり、

桁が一つズレ、金銭感覚はおかしくなっていく。。。

一生に一度だと思うと欲も出てきて、結局目一杯ローンを組んでしまうことに…。

 

中学受験もそれに近いものがあると思う。。。

大抵の人は、自分の偏差値で最大の学校に行きたいと思うもの。

偏差値57〜62をウロウロしていたとしたら、62、3の学校に受かりたいと思うし、あわよくば入試直前でグッと伸びて、それ以上、65の学校に入れたりしないかな?って思ったりするもの。

 

偏差値で学校を選ばずに校風や学校の取り組みなどで…といったって、

偏差値を10も20も落として行く人は滅多にいないでしょう。。。
(特待を取って授業料免除で下げる人はいるかもしれないけど…)

 

そうなると、誰にでもでてくる入学後の不安要素。

深海魚!

これは誰にでも起こりうる。。。

 

今日はその対策について考えてみました。

深海魚とは…

中学受験で熾烈な争いを勝ち抜いてきた子供達の成績が、入学後急落し、深海から上がってこれない状態をさします。

勉強がついていけなくなり、学校が楽しくなくなる。

最悪、公立中に転校するという最悪な事態も招きます。。。

原因は、燃え尽きてしまった。学力以上の学校に入学してしまった。など

 

受験勉強中に絶対に言うべきでない言葉

 

子供に興味がなくて、親主導で中学受験を始めた場合、

・中学受験しておけば後が楽よ!

・中学受験しておけば高校受験がないから自分の時間が持てて好きなことができるよ!

 

子供に頑張ってもらいたい一心で、このような声かけをしていないでしょうか?

 

これは、合っているようで、間違っています。

希望を打ち砕くようで申し訳ないけれど、

楽でもないし、自分の時間もない。。。

 

子供が、「そうなんだ!、今だけ頑張ればいいんだ!」と本当にそう思って勉強したら、そこ(受験)に向けて自分の力を出し切り終わります。。。

 

中学校に入ってから、パタリと勉強しなくなってしまう可能性も…。涙

実際「うちの子、受験ではあんなに頑張っていたのに!」と嘆いてるお母さんが私の周りに数名いるのです。。。

 

女の子はあまり聞かないけど(お母さんが言わないだけかも…)、

男の子はこの手の話は本当によく耳に入ってきますね。。。

男子は寝ても覚めてもゲーム。

ゲームばっかしてるらしいです。(お母さん曰く)

 

勉強してなくてもゲーム以外なら許せるところだけど、

ゲーム三昧となればそりゃーお母さん怒りますよね。。。

 

中学受験は寧ろ始まり

 

中高一貫校に通うつもりなら、中学受験後も6年間は勉強しなければなりません。

中学受験にもれなくセットでついてくるのです…。

 

4年からの通塾なら、塾生活3年間 + 中高一貫校6年間 

入学後もそれなりに勉強してほしいなら、

最低でも9年間は勉強することになる、と教えるべきです。

 

大学生も勉強してほしいですが、大学受験の頃には本人の自覚も芽生えているでしょうから、とりあえず9年間。

本人がするかしないかは置いといて、

子供も知っておくべきことだと思います。

 

どこの学校でも言われていることだと思いますが、

中1、中2の成績とその後の進路に相関関係があると言われています。

受験後、中1、中2で下降線を辿ったお子さんは、その後多少上向きになってもあまり伸びず、

如何にこの下降線を緩やかに又は、食い止められるかが鍵だそうで、、、。

 

因みに、上位で入学したトップ層は、そのまま上位を突っ走って終わるそうです。

 

勿論これは現役の話なので、

ウチの子、浪人してもいいわ!となれば、また少し話しは違ってくるし、

学校によっても事情は違うでしょう。(大学附属とか)

 

でも附属でなく、大学受験が待っているならば、

上位合格させ、そのまま突っ走ってもらうか、

中2まで、なんとか下降線を辿らないように勉強し続けてもらうか、

中高一貫校に入って大学受験で結果出すには、その二択しかありません。。。

 

 

我が家は受験期にずっと言い続けてきました。

中学受験で終わりじゃないよ、と。

 

えー。そんなにやるのか、、、と子供は思うかもしれない。視野が狭いから。

でも本当のことを教えないと、いつまでたっても大人になりません。

 

80まで生きるとして、そのうちの9年間なんて全然大したことじゃない。

人間死ぬまで勉強だよ。

ほら、ママだって今だにイタリア語とか英語勉強しているでしょう?

と、いつも強引に話を締めくくり、そういうものだと教え、考える余地を与えてきませんでした。

 

その結果、

娘は私の洗脳により無事、中学入学後も突っ走っている。

息子は、いつもふんふんと聞いているけど、どこまでわかっているか正直ナゾ。

わかっちゃいるけど…と、結局ゲーム三昧になってしまう気もする…。

 

やることをやって、伝えることは全て伝え、考え得ることを全てやり尽くしたら、

それ以上できることはありません。。。

 

あとは本人が自分の頭で考えるしかないし、

本人の人生だと思って親は見守るしかない。。。(イライラするけど…)

 

と頭ではわかっているけれど…

本当に息子がゲーム三昧になっていたら私、

めちゃくちゃ怒り狂ってそう。。。汗

 

私立中学は忙しくて時間なんてないのが現状

私立中学は、公立より間違いなく大変だと思う。

 

6年分を5年に縮めて学習するために、中学生なのに高校分野を学習してしまう教科もあって、かなり掘り下げた学習になっている。(暗記ものも大変…)

試験科目も毎回公立より多いから単純に試験期間が長くなる。

学校は二学期制と三学期制があり、それによって試験回数自体も変わる。

公立二期制→ 中間・期末、中間・期末の一年に4回

私立三期制→中間・期末、中間・期末、期末の一年に5回

小テストなどで進捗を逐一確認する学校ならば、更に大変。

 

まぁ、はっきり言って楽ではないですよ。

そして、行き帰りの通学時間。(歩いて行ける公立より間違いなくどこも遠い)

学校後の塾の存在…
(コロナで通塾も一層増えた気がします。学校と塾の勉強でどっちつかずになる可能性…)

 

中学受験したら楽というのは、大学受験に有利なカリキュラムが組まれている(先取りで余裕が生まれる)というだけで、

決して遊べて楽なわけではないのです。。。

 

従って、中学入学後も勉強する前提で受験をしないと、

あまり高い学費を払って私立に行く意味がないぞ?という事態になってくる…。

 

とは言っても、先のことまでは分かりませんから…。

参考までに…。

 

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