論語の魅力
今更ながら、論語の魅力に嵌っている私…。
いつだったか大流行りした時、ありましたよね。
あの時は一つも私の心に刺さらなかったのに、今はスッと心に入ってきて妙に納得するのです。
以前、読んでみて受け付けなかった本も、時を置いてチャレンジしてみたら、案外いける!ってこともありますから、これを機会に色々とチャレンジしてみようと思います。
論語とは、孔子と弟子達とのやりとりを、孔子の死後に弟子達がまとめた言行録です。
悩み事のない人間なんていないでしょう。どんな人でも、何かしら思い通りにいかないことがあって、どうすればいいかと思い悩むものです。
⚫︎不遇なこの状況を、どう捉えていいかわからない時。
⚫︎自分の考えに凝り固まってしまい、八方塞がりになっている時。
⚫︎現状に、どう対処すればいいのかわからない時。
孔子の言葉は、道しるべになるのです!
学びて思わざれば則ち罔し(くらし)、思うて学ばざれば則ち殆し(あやうし)
我が家の子供達は、スポーツをやっています。その様子を見ていると、毎回残念だなぁと思わずにはいられないのです。
⚫︎知識はあるのに、実践で活かそうとしない、又は活かせない子供。
⚫︎運動神経抜群!身体能力は高いのに、他から知識を得ようとしない子供。
どちらも伸びません…。
我が子は前者です。知識は持っているのに、それを実践で活かせません。知識を自分の中に落とし込むことができないのです。ペーパーテストをしたら、間違いなく100点取れるでしょう。でも、どうしたらその通りに体を動かせるか考えない。思考と工夫が足りないのです。
後者もいます。他から知識を得ようとせず、ただただ体を動かしている。間違ったやり方をしていては、伸びないのは当たり前。これはスポーツに限らず勉強もそうですよね。進歩も進化もできません。
いつも子供達の頑張っている姿を見ては、この孔子の言葉が頭をよぎります。
「学びて思わざれば則ち罔し(くらし)、思うて学ばざれば則ち殆し(あやうし)」
両方できたら、最強なんだけどなぁ…。
知識を得て、自ら考え、自分の中に落とし込む。それで初めて知識は活きるのだ!
子供がそれに気がつくのは、いつだろう?
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子供の頃の私は、スポーツは体を使うものとばかり思っていました。自分で言うのもなんだけど、運動神経が良かったので、ちょっと教えてもらうとすぐできてしまったのです。頭で考えてスポーツをするという発想はありませんでした。
でも、やっていると、必ず行き詰まる時は来る。その時にどうしていいかわからなかったのを覚えています。とりあえず、本屋さんに行って、本を一冊買ってみたりしたのは高校生の時。要するに子供の頃は気づかなかったのです!!
最初は後者で、途中から前者になったわけですが、本に書いてある通りにするのは、なかなか難しかった記憶があります。そこにコツのようなスペシャルなアドバイスがないと、なかなかその通りにするなんてできないですし、一回やってできるものでもありません。
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親はやる事やって見守るだけ。あとは本人が気がつかないと、どうしようもない。
子供にスポーツをやらせているお母さんには、共感してもらえるだろうか?この気持ち。
母親が諦めたらそれまでだから、諦めたくない。
でも、なんか、すごーくもどかしい…。
なんとかならないですかねぇ〜。
「孔子先生、どのようにしたら…」
そして、今日も論語をめくるのである。
子供には、本当の意味は理解できないと思うけれど、子供の時から慣れ親しんでおきたい本です。大人になって、ハッとすることがいっぱいあるでしょう。斎藤孝さんの本。おススメです。
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大人にはこちらはどうでしょう?病院での待ち時間や電車の中で!私のお気に入りです。これも斎藤孝さん。私は一度好きになると、とことん好きになる性格で、その方の本を集める癖があるのです。今度うちにわんさかある、英語の本も紹介しようと思います。
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渋沢栄一と論語
4月9日、政府は、新紙幣の肖像画を渋沢栄一にすることに決めましたね。一万円札の新しい顔になります。
渋沢栄一といえば、「論語」です!
渋沢栄一は、孔子を尊敬し、「論語」をとても大切にしていました。人生の教訓としてだけでなく、商売や経済活動にも取り入れ、大成功された方です。「論語」を繰り返し読み込むことで、そこから多くのヒントを受け取り、そして、実践されていたのです。
渋沢栄一が新しいお札の顔になるということで、論語も再び注目されそうですね!