午後入試と当日発表

Pocket
LINEで送る

Contents

午後入試って何?

午後入試とは、その名の通り午後から始まる試験です。

午前に1校受けて、午後から1校受ければ、1日に2校受験できるシステムです。ただし、午後入試の方が一次より偏差値が上がったり、合格者人数が少なかったりするので、一次を受けるのと全く同じではないので、注意が必要です。

1日に2つも受験するのは、連れて行く親も大変ですし、子供もしんどいように思えますが、それよりも1つも合格をもらえていない方が精神的に辛いと言われており、どうやら小学生の受験の大変さは、そこにありそうです。

都内に住んでいる方は、午後入試をフル活用して日程を組み、短期決戦に備えることになるでしょう。

偏差値の高い学校は午後入試をやらない

御三家やそのすぐ下のトップ校などは、やる意味がないので午後入試を行なっていません。

御三家は二次試験もありません。足りなければ、追加合格を出して終わりです。当然、午後入試もありません。

都内は前半戦が3日しかありません。そのため、午前中に行きたいと思っている志望校を受け、午後にそれよりもレベルを下げた併願校を受験するのです。合格をもらえるように!

落ちたらその学校に行くので、学校にもメリットがあります。併願で受けるのでそもそも偏差値の高い子が受ける為、午後入試の方が午前の入試より偏差値が高く出るのだそうです。

双方にメリットがあるのですね!

前半戦は2/3まで  2/4〜は後半戦!

東京、神奈川は2/1〜試験が始まるので、千葉、埼玉より試験期間が短く、日程も詰まっているので、学校選びも本番の入試も大変です。親も連日、試験会場に連れて行かねばならないので、大変なのは子供だけではありません。

2/4はもう後半戦に突入してしまいます。2/1、2、3の3日でなんとか合格をもらわなければなりません。都内は厳しいですね…。ですから、午後入試は需要があるのです。

友人も、3日間とも午前午後と入試日程を組んでいましたよ。雪でも降ろうものなら大変です。

2/4からの後半戦は、二次募集、三次募集の試験となってきます。残り僅かな募集に群がることになります。なんとかそれまでには、合格を手にして安心したいところですね。

何回もチャンスがある?

ところで、中学受験は、御三家を除けば、二次試験というもう一回チャレンジする機会があります。三次もあります。四次があるところもあります。その上、午後入試です。なぜこんなに何回もチャンスがあるのでしょう?

「どうしてもうちの学校に入りたいけど、落ちちゃった。二次試験は、その子達にチャンスを与えてあげる為のものです」と入試説明会で言っていた学校もありましたが…。

私が思うには、受験生が実際にどう動き、どう流れるか、学校側も読み切れないのだと思います。合格者をどのくらい出せば実質倍率を落とすことなく、レベルの高い生徒を丁度いい数確保できるのか、その判断に迷ってる。そのまま手続きしてくれるのか、よそへいくのか。結局は、二次で人数調整なんでしょうね。

二次試験の方が一次より偏差値が高いのに、一次で落ちて二次で受かるパターンもあり、結局はどうなるのか、終わってみるまで本当にわかりません。

当日発表

入試の合否が、当日ネットで見られるようになってきました。便利でいい反面、受かっていればいいのですが、落ちていると、そのショックは計り知れないですね。落ちる度に元気をなくし、そのまま残念な結果を迎えることもあるからです。

学校選びは重要です。多少、試験の日程がきつくなったとしても、午後入試の検討は悪くないと私は思います。短期決戦。

頑張って下さい!

Pocket
LINEで送る